gotop

  • 身元保証
  • 生活支援
  • 葬送支援
  • 弁護士法人による支援
  • ご相談・ご契約について
  • シングルライフ
  • よくあるご質問
きずなカフェ
  • HOME >
  • きずなカフェ

きずなカフェでは、医療関連や法律関連を始めとした、様々なお役立ち情報を配信しております。
是非ご一読ください。

【第5回】「遺言執行者とは・・・?」

板橋公証役場
公証人 鳥 本 喜 章


「遺言執行者」とは、耳慣れない言葉ですが、どんなことをする人でしょうか。
「遺言執行者」とは、遺言の内容を実現するために必要な行為や手続をする人です。

 遺言書では、遺言者が自分の財産を受け継ぐ人あるいは団体(菩提寺、公益法人、地方公共団体など)を自分で決めるとともに、その人あるいは団体への具体的な財産配分の割合を自分の考えどおりに決めて、その内容を書きますが、その遺言書では、「遺言執行者」を決めておくとあとの相続手続が円滑に進みます。

 というのは、遺言書を書いただけでは、遺言者が亡くなったときに、その遺言内容が自動的に実現するわけではないからです。
 例えば、Aさんが「甲不動産をBさんに相続させる。」という遺言を書いたときに、Aさんが亡くなって相続が始まっても、甲不動産の登記名義は、自動的に「A→B」 というようには変更されません。法務局で、その「A→B」の登記名義移転の登記手続をしなければなりません。また、銀行等金融機関の預貯金口座の名義も、遺言者が亡くなったときに、その口座の相続人 (又は遺贈を受ける受遺者)の名義に自動的には変更されず、個別の金融機関ごとに名義変更の手続をする必要があります。

 そして、相続人 (又は受遺者) の数が多い遺言ですと、だれがその名義変更の手続をするのかを遺言書ではっきり決めておかないと、「あの人がするだろう。」と相続人(又は受遺者)のだれしもがそれぞれ考えていると、結局、だれもせず、そのため、名義変更の手続や相続人や受遺者などへの目的財産の引渡しの手続が進まないことになってしまいます。
 また、「処分清算型」と呼ばれている遺言 (遺言者の所有の不動産・預貯金等の財産を売却又は換価・換金処分をして、財産を金銭に替え、その金銭を複数の相続人又は受遺者に配分する遺言の方式) では、遺言者が亡くなった後、その財産を具体的に売却又は換価・換金処分をしなければなりませんが、財産を売却・換金処分等をして、金銭に替え、その金銭を複数の相続人又は受遺者に個別に配分して交付する役割を担う遺言執行者を決めておかないと、遺言書の内容の実現が全く進まないことになります。

 では、遺言執行者にはどんな人を選べば良いのでしょうか。
 
 相続人や受遺者を指定することも法的には認められますが、複数の相続人や受遺者がいる遺言、あるいは「処分清算型」の遺言では、直接利害関係のない弁護士や司法書士などの専門家を選任する方が、相続手続がスムーズに進むと思われます。
【第5回】「遺言執行者とは・・・?」

※クリックすると拡大画像がご覧いただけます。

鳥本喜章・プロフィール
○出身
大阪府

○経歴
東京大学法学部卒
1982年4月 検事任官 (34期)
2012年8月 検事退官
2012年9月 公証人就任 (板橋公証役場)

○連絡先
板橋公証役場
〒173-0004
東京都板橋区板橋2丁目67番8号
板橋中央ビル9階
℡  03-3961-1166 
Fax 03-3962-2810